LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年12月13日(土) 突発的なこと
−『
易経』音読のためし−
2025年12月13日 58.兌 「和合悦楽」
2025年12月12日(金) 晴から曇
昨夜の風は冬じゃなかった。ぜんぜん冷たくない。それが今朝はつめたい。こんな調子で冬がすぎるのか、気をつけないといけないことが増えてくる感じ。
―おさらい独習 「六十四卦」― 11.泰
「たい」、やすらか、安泰。上の地が下へ、下の天が上へ向かい、「天地和合して、万物を生み育て、上下和合して心通じあう」
ただし解説に、「大吉は凶にかえる。油断は禁物である。第三爻、上爻の言葉を銘記することだ」。
さて、現代に生きる者として身近にひきよせて考えるところ、
(事象) 成長安定。公私、内外ともにすべてのことが円滑に進み、経済面、精神面ともに充実
(心得) 「良い時ほど、わるい時のことを考え、次の手を考え、試みて、良策を講じる」
(構え、パノラマ)
一、率先する。一人に声かければたくさんの人がついてくる、積極的に出てうまくいく
二、人徳をそなえる。多様な人を巻き込む度量、思い切りのよさ、親しみやすさ、公正さが成長安定に適う
三、「変動」を忘れない。安定もいずれ変動し、孤立無援となり得るが、真に想うところを進めば、自分の道は続く
四、普遍的な学びを続ける。謙虚さを失わず、先達の教えをよく学べば、おのずと「まごころ」が育まれる
五、人をみる。偏見や差別心を掃い、人そのものをみて、人間関係を築いていけば、大きな恵みを授かる
六、変動の兆しに右往左往しない。短絡的な方策をとってはむしろ悪化を助長する
以上、「泰」のおさらい。これは経営の原理原則の主軸といえるのではないか。
良いことも悪いこともずっとは続かない。でも人間は見えるもの、動くものに反応しやすいから、目前の良悪に埋まってしまう。
個人的にも、年月が経ってみて気づくことが何度かある。ふりかえって、まだまだ人間がデキいないなぁと覚る。
何年前の『中小企業白書』だったか、あるデータが目についた。研究開発に時間とお金を継続的に投じている企業の割合。
たしか25.6%だった。やはり2割程度かと感じたしだい。大企業と違って仕組化しきれない中小企業の研究開発。
仕事で出会う人たちに、この研究開発の話をする。特に単独のソリストでやっていこうとする人にはさらに大事だと。
ソリストの場合は自分すべてが商品だから、専門性にくわえて人として魅力に磨きをかける必要がある。
ソリストにとって、ということはわたし自身もそうであって、今回の「泰」は基本のキの訓になるか。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(