2022年3月23日(水)更新

 −これからもずっと続ける−

子供の頃の記憶がわすれず残っている。それはおそらく自分の本質、根っこにあることに通じているからではないでしょうか。

 リーズの第一弾ブックレットにも書きましたが、小学生3年ぐらいだったか、夏休みの午後、自宅の小さな庭の縁台に寝そべって、頭上の狭い空の先、地面の土を上を行列して進む蟻をみて、何かしら感じている。

 自分で仕事をするようになって気づきました、あれの感じ、あの「間」こそが、今こうしている原点だ、と。

 子どもながら、宇宙を感じていたのだと思います。何気ない日常の中で宇宙を感じる瞬間。それがすごく自分になじんだ。情景が昨日のように浮かびます。

 生きていること自体が趣味のようなもの、と時々言います。それほど、趣味らしい趣味はないのですが、人に尋ねられたら、京都散策と言っていました。

 インバウンドの時に、“もう、京都には行けないなぁ…”と足が遠のき、「コロナ」で外出の制限をうけ、京都散策もすっかりなくなってしまいましたが、近場をこまめに歩いています。

 このページも特別なものだけ載せるようにしましたが、歩く、散策することがわたしにとって、考える時間です。ずっと続けるはずです。





考える時間をつくる  − てつがく散歩 −


 「老子」に続き「モンテーニュ」を読むことにしました。最近出版された本で、朝に詩文を読むことを勧めていましたが、「老子」、「孫子」以来、すっかり朝のルーティンになりました。これも「考える時間をつくる」に相応しいと感じて、これからもずっと続けようと思っています。(2023年10月12日



モンテーニュ 初代エッセイストの問いかけー2023年10月12日(木)より

テクストは『モンテーニュ 初代エッセイストの問いかけ』(荒木昭太郎 中公新書2000年12月20日)です。過去のシステム手帳のメモによると、読んだのは2001年4月末から5月初めにかけて。以来、公私ともにある文言をよく引用していますが、世界が混沌とする今、あらためて読み直したいと思います。

0.はじめに

2023/10/12 01 モンテーニュが問う「人間」という主題
2023/10/13 02「自分でためしてみたまえ」

1.『エセー』という本、2.「読書室」のなかで、3.テクストを編む

2023/10/16 30.自身の「判断力のためし」

4.孤独と憂うつ

2023/10/17 41 「憂うつの膝もとには…」
2023/10/19 42 「足をしっかり踏んばって…」
2023/10/20 43 「もしわたしが著述家だったなら…」

5.自分を描くとは

2023/10/23 51 「読者よ、ここにあるものは一冊の誠意の…」
2023/10/24 52 「…内部の仕掛けがなんなのかを…」
2023/10/25 53 「なかへさぐりを入れて、どのようなばねによって…」
2023/10/26 54 「人間の生き方にかかわる哲学全体を…」
2023/10/27 55 「わたしの上に型をとってこの像をこしらえながら…」
2023/10/30 56 「わたしはわたしの対象をしっかり固定できない。…」
2023/10/31 57 「…わたしと判断が合致している古代の人々の…」
2023/11/1 58 「もしわたしがもう一度生を享けることになるの…」

6.探索のスタイル

2023/11/2 61 「…それは天の何らかの配剤によっているよう…」
2023/11/3 62 「りっぱに生まれついた天性を…」
2023/11/6 63 「人の扱う対象のなかには…」
2023/11/7 64 「わたしはよく、ある楽しみをもって、…」
2023/11/8 65 「感動は哲学全体の基礎であり、探究は…」
2023/11/9 66 「あなたがその主張する事柄によって勝ちを…」
2023/11/13 67 「わたしは、どのようなものの全体も…」
2023/11/14 68 「さまざまな偶発事件の風が、…」
2023/11/15 69 「…判断の対立する事態はわたしの気持ちを…」
2023/11/16 610 「わたしは何を知っているのか」
2023/11/17 611 「われわれの理性、われわれの魂は、…」

7.表現のいろいろ

2023/11/20 71 「開けひろげたものの言い方は、相手かたの…」
2023/11/22 72 「わたしの中にある様々な生来の能力に…」
 *2023/11/24 読みかけた途中で急用のつき中断
2023/11/27 73 「哲学は徳を目的としているのですが…」
2023/11/28 74 「人間がその論述をけんめいに展開して…」
2023/11/29 75 「なんとおどろくべきことではないか。…」
2023/11/30 76 「誰がかつて通商と交易の便益にたいして…」
2023/12/1 77 「その一生の間のただの一瞬も…」
2023/12/4 78 「わたしの好きな言葉づかいは、単純で…」






」−2023年1月17日より、2023年8月21日より第4クール

 「詩は読み終えることがない」といわれます。『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション−老子道徳経』(古勝隆一訳 慶応義塾大学出版会2017年)と『老子訳注−帛書「老子道徳経」』(小池一郎 勉誠出版2013年)の2冊を1月から再読し、6月からは後者の一冊を再読、8月からは4クール目。すっかり朝のルーティンになりました。(2023/8/21

1.「道の道う可きは…」 2冊再読 2023/6/12 2023/8/21
2「天下は皆美を美…」 2023/06/13* 2023/8/22
3「賢を上ばざれば」 2023/6/14
4「道は沖なり」 2023/6/15  2023/8/23
5「天地は仁ならず」 2023/6/17
6「谷神は死せず」
7「天は長く地は久し」  2023/8/25 
8「上善は水の如し」* 2023/8/28
9「殖やしてこれを…」 2023/6/21
10「営魄を載せて…」  2023/8/29*
11「三十輻、一轂を…」
12「五色は人の目をして…」*  2023/8/31 
13「寵辱に驚くが若し」 2023/6/22
14「これを視ても見えず」* 2023/6/24  2023/9/1*
15「古の善く道を為す者は」* 2023/6/26 2023/9/4
16「虚を致すこと極まるなり」 2023/6/27 2023/9/5
17「大上は下これ有るを…」 2023/6/28
18「故に大道廃れて」 2023/6/29*
19「聖を絶ち智を棄つれば」 2023/6/30*
(訂正)「こう」は「功」でなく「巧」
20「学を絶てば憂い無し」 2023/7/3
21「孔徳の容は」 2023/7/4 2023/9/6
24「企つ者は立たず」 2023/7/5
22「曲なれば則ち全うす」 2023/7/6 2023/9/7
23「希言は自から然り」3/7* 2023/7/10
25「物の混成する有り」3/8 2023/7/11 2023/9/9
26「重きは軽きに根為り」3/9
27「善く行く者は…」3/10
28「其の雄を知り」3/13
29「将に天下を取らんと…」3/14 2023/9/12
30「道を以て人主を佐け」3/16 2023/7/12*
31「夫れ兵は」3/17 2023/7/13
32「道は恒に名無し…」3/20 2023/7/17 2023/9/13
33「人を知る者は…」3/22
34「道は汎兮たり」3/23 2023/9/15
35「大象を執りて3/24 2023/7/18
36「将にこれを歙めんと…」3/27
37「道は恒に名無し」3/28 2023/7/19 2023/9/16

」−2023年3月30日より
38「上徳は徳せず」3/30 2023/7/20
39「昔より一を得たる者」3/31
41「上士は道を聞いて」4/3 2023/7/24 2023/9/19
40「反するは」4/4 2023/7/25
42「道は一を生じ」4/6
43「天下の至柔は」4/7 2023/9/20*
44「名と身を孰れか…4/10 2023/7/26
45「大成は缺ける…4/11 2023/7/27 2023/9/21
46「天下に道有れば」4/12 2023/7/28
47「戸を出でずして」4/13
48「学を為す者は日々に…」4/17 2023/7/31*
49「聖人は恒に無心にして」4/18
50「生に出で死に入る」4/19
51「道はこれを生み」4/20 2023/8/1 2023/9/22
52「天下に始め有り」4/21 2023/8/2
53「我をして介として…」4/24
54「善く建つる者は抜けず」4/25
55「徳を含むこと厚き者は」4/26
56「知る者は言わず」4/27 2023/8/3* 2023/9/25*
57「正を以て邦に之き」4/28
58「其の政紊紊たれば」4/29
59「人を治め天に事うるは」5/1
60「大邦を治むるは」5/2
61「大邦は、下流なり」5/3
62「道は、萬物の注ぐ…」5/5
63「為す無きを為し」5/8 2023/8/4 2023/9/26
64「其の安きは」5/9 2023/8/7 2023/9/27
65「古の道を為す者は」5/10
66「江海の能く百谷の…」5/12 2023/8/8*
80「小邦にして民寡し」5/15
81「信言は美ならず」5/16 2023/8/9
67「天下皆我を…」5/17 2023/8/10*
68「善く士為る者は…」5/18
69「兵を用いるに言有り」5/20
70「吾が言は甚だ…」5/22 2023/8/14
71「知らざるを知るは」5/23 * 2023/8/16*
72「民の威を畏れざれば」5/24
73「敢えてするに勇なれば」5/25
74「若し民恒に且つ」5/27
75「人の飢うるや」5/29
76「人の生くるや柔弱にして」5/30 2023/8/17 2023/10/2
77「天の道は、猶お…」5/31
78「天下に水よりも…」6/1 * 2023/8/18 2023/10/3*
79「大怨を和するも」(完) 6/5 2023/8/19*


2022年】*「essais〈書く〉の中に掲載

10/7 絵本原画展
9/16 ドラゴン映画祭
6/23 京都府立植物園
6/18 『「2秒の視線」展』
4/4 京都府立植物園
2/15
高松塚古墳展

2021年】

11/11
Hospital ArtV
9/24
松林多鶴展
9/9
茶吉庵
7/22
鶴身印刷所
7/12
あやしい絵展
7/1
北山の植物園
3/27
2021年桜
1/1
2021年初日ノ出

2020年

12/26 「冬至」、蝋梅
11/10
M×A×O展示
10/4
JR道場貸農園
8/6
ハンドパン演奏
7/7
熊谷守一展
3/28
大阪城の桜
1/2
2020年幕開散歩

【2019年】

哲樂散歩MAO Art展12/12


哲樂散歩−哲樂サロン 11/23

哲樂散歩アート展201910/31

哲樂散歩−大阪工芸展10/26

哲樂散歩a la main9/27

哲樂散歩今年もJeju8/31〜

哲樂散歩『越境する言葉』6月

哲樂散歩『文房四宝展』5/3


哲樂散歩好天新年2019

【2018年】

哲樂散歩散歩ふえる秋11/28  

哲樂散歩100周年の集い 11/3

哲樂散歩−.『a la main』秋10/20

哲樂散歩−.チェジュ2018年9/14

哲樂散歩『a la main』7/21

哲樂散歩神社でイベント5/19

哲樂散歩『フランス宮廷』5/17

哲樂散歩『江戸の戯画』5/8

哲樂散歩葉桜散歩2018清明

哲樂散歩Jazzサロン 12/14  


【2017年】

哲樂散歩−京都紅葉2017 12/4

哲樂散歩−読書からの糧 11/28

哲樂散歩−すみれフェスタ 11/13

哲樂散歩−チェジュ2017 9/27

哲樂散歩−サプライズ!8/26

哲樂散歩−本のミニサロン6/17

哲樂散歩−『a la main』6/12

哲樂散歩−『Tree Frog』6/8



哲樂散歩−2017年桜京都散歩

哲樂散歩−東京散歩2017





哲樂散歩ー2016京都の紅葉  

*2016年以前は削除