2023年11月8日(水)更新
− 「コロナ」は終息したのに −
ここの更新は昨年の3月以来です。「コロナ」はいったん終息し、海外からの観光客も急増していますが、国際情勢がまた混沌としてきました。
ロシアのウクライナ侵攻に加えて、この10月にハマスとイスラエルの戦いがまた始まってしまった。一方で今年はAI実用元年となり、一般に急速に広がっています。アメリカではAIの先、「AGI」へのシフトが進みつつあるとか。
そんなことも2023年立冬レターに書きましたが、リーズレター『哲樂の中庭』は、時流と自流を読む一つの方策になっています。
事務所開設時の動機は、仕事柄、人と成りを伝える必要があると考えて始めたことですが、『エセー』のモンテーニュがいうように、「自分を教える」ものであり、自問自答の探究になっています。
10月から『モンテーニュ』(荒木昭太郎)を音声で再読しています。今日読んだところの『エセー』の引用は次のようなものでした。
われわれは真実を追い求めるように生まれついているのであり、それを手に入れることは、ある、より大きい力に属しているのだから。
それは、デモクリトスがいうように、深い淵の底に隠れているのではなく、むしろ、神の知識のなか、無限に高いところに置かれている。
この世界は探究の学校でしかない。肝心なのは、だれが的に当てるかではなく、だれがもっとも見事な走りをするか、なのだ。
自問自答を続ける − リーズレター『哲樂の中庭』 −
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