LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年5月1日(木) 独自な視点の土台
−『
最終講義』中井久夫−
2025年5月1日 感動的な、快い驚き
2025年5月1日(木) 晴れ
火曜日から晴天が続く。カラっと風はつめたくさわやか、新緑も映える。今日から五月、快適な時季が年々みじかくなってきたから、今月は「野に出よう」。
― 「印象」は未来の予告か
「閃き」は『転ばぬ先の杖』か− (2)
『独りの時間、静寂の〈間〉』 A
掃除や馴染みの公園の散歩など、カラダがおぼえている作業や動作は、頭を働かせる、思考をよくめぐらせる。料理がその時だという女性科学者もいた。
独立以降で二度、休日に家で掃除機をかけながら、決定的な決断をした。掃除機の音がうるさいけど、頭の中は囲われて、自分の世界に入れる。
直近にあった出来事、ここ数日に感じたことなどがめぐる。はたまた自分の仕事と人生を見渡して…。
廊下から部屋、部屋から廊下、掃除機をひっぱり回しながら、頭の中に自分が入ったようにみるうちに、ある瞬間、“…そうだ、そうしよう!”。
一度は2005年春のこと。その数か月後に、その決断にそった仕事が思いがけないところから舞い込んだ。
二度めは2010年1月のこと。「中井正一」の言葉を地でいった。表立ていないが、そういう決断であった。
『前の時間がそのまま流れているのは滞っているのである。切って、捨てて、脱落して、新しく生まれるからこそ生きているのである』(中井正一)
仕事でたくさんの人と出会う。26年前はまだ若かったから、セミナーの男性受講者に一方的に好意をもたれ、付きまとわれたことがある。
この時に気づいた。頭の中を余計なことでうばわれたくない自分。男性の行為に悩まされ、気をとられてストレスになっているのがすごく理不尽におもえた。同じストレスでも前向きなことでないと。
男性には直接はっきり言った。ものわかりはよい人で、妙な展開にならずに済んだ。いまの時代なら、ちょっとややこしくなったかもしれない。
何かをしてても、独りの時間をもつこと。自然に頭がめぐるような〈間〉をもつこと。なぜか誰かのことを思い出し、前日の打ち合わせをふり返り、数日前に人に聞いた話をなぞるような合間。
思い出したことに意味を感じて相手に手紙を書く、打合せ時点では注目しなかったことに気がとまり次の一手を打つ、聞いた話に関連する情報をあたる。時にトラブル回避につながったこともある。
頭の中を草原のような状態にしておく。ちょっとした勘違いや言い方をされ気分を害すこともある。正すほででないのが普通だし、自分も同じだろうし、スルー。頭の中を広々とさせて、天の恵み待つ。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(